〈三浦・横須賀市内〉救急出動、過去最多出動ペースー熱中症患者も増ー救急車の適正利用を

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〈三浦・横須賀市内〉救急出動、過去最多出動ペースー熱中症患者も増ー救急車の適正利用を

三浦・横須賀を管轄する横須賀市消防局が、今年1月1日〜8月31日に救急出動した件数は1万9808件にのぼり、前年同時期の1万8734件を1074件上回るペースで推移している。

そのうち熱中症の患者は、例年5月から統計調査が実施され、今年は168件。前年同時期の110件と比べ、58件増えている(病院間の転院・搬送は除く)。救急搬送の状況について同消防局は「住居内で発症している場合が多く、60歳以上がほとんどを占める。高齢者は体温を調節する機能が低下し、発症しやすくなる」と説明。また、新型コロナウイルス患者の搬送数については、現在調査を行っていないが、「5類移行後、イベント開催や移動制限解除、マスクを着用しない人が増えるなど、感染者増に関係しているのではないか」と推測する。

 同消防局は、両市内に15の救急隊を配置。救急要請が多発した際には、日勤者や消防隊などで体制を整え、予備救急車6台で非常対応している。

救急車の適正利用を

 今年の救急出動件数は、過去最多だった昨年を超える勢いで件数が増加している同消防局。この中には「救急車なら早く診てもらえる」「タクシーだとお金がかかる」「どこの病院に行ったらよいか分からない」といった緊急性のない内容も含まれているという。

同消防局は「本当に救命処置を必要とする人への対応が遅れてしまい、救える命を守れなくなります。限りある救急車を有効に活用できるよう、ご協力ください」と適正利用を呼び掛けている。

住所

神奈川県三浦市横須賀市消防局

公開日:2023-09-29

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