地元で獲れる海の幸を「見て、食べて、買って、遊んで、学べる」を掲げた「よこすかさかな祭り」が10月1日㈰、平成町の横須賀魚市場で催される。魚食の普及拡大と水産物を扱う市場に対する理解を深めてもらう狙い。今回で22回目を数える。主催はよこすかさかな祭り実行委員会。
魚介類の特価朝市や誰でも参加できる「せり販売」のほか、大きなマグロを音楽に合わせて踊りながらさばいていく「マグロの踊る解体ショー」「めずらしい魚の目方当てクイズ」などの企画が盛りだくさん。子どもが楽しめる「さかなのタッチングプール」もある。
地産地消のグルメコーナーでは、水産資源の有効活用をテーマに未利用魚を材料したクラフトソーセージや横須賀産のふぐを使ったフグバーガーなどが味わえる。
午前7時開始で正午まで。雨天決行。横須賀中央駅付近から無料送迎バスが運行される。
今回のイベントの目玉のひとつに、魚市場スタッフと近隣の神奈川県立保健福祉大学栄養学科の学生が共同で開発した地産地消のオリジナル商品がある=写真は開発メンバー。安浦港のタコと鴨居港のサザエを用いた「タコとサザエのオイル煮」だ。味はプレーンとトマトの2種類あり、瓶詰を数量限定で販売する。
材料の調達や製造先の確保を魚市場が、同大の食育サークル「シーラボ☆」がレシピを作成する役割分担で完成させた。タコとサザエの素材の旨味と食感を活かしたシンプルな味付け。パスタにあえるだけで美味しく食べられる。タコとサザエには、血圧やコレステロールを低下させる働きのあるタウリンが豊富に含まれており、健康効果もアピールする。各750円。