横須賀中央のベンチに腰掛けるジャズメンの銅像に施されたモンスターの装飾が、酔客などのいたずらで剥がされている。ミイラ男、フランケンシュタイン、狼男、パンプキンマンの4体のうち、原型をとどめないほど荒らされてしまったものもある。
同エリアの商店街がハロウィーン気分を高めようと、久村在住の画家である田ノ岡高志さんに制作を依頼。9月25日の午後から翌26日の早朝まで寝ずの作業で完成させるとすぐにSNSで話題となったが、数日後には何者かによって壊されてしまった。「割れ窓理論」に基づいて田ノ岡さんは何度も現地に駆けつけて修復を試みたが、イタチごっこと化したという。
一度はあきらめた田ノ岡さんだったが、同商店街からの励ましもあり、再生させることに。10月19日㈭の午前11時から修復作業を始め、21日㈯のハロウィーン企画で使用できるようにする。19日は協力者も募っており「仮装作業をイベントとして楽しみながら地域を元気にしましょう」と呼び掛けている。問い合わせは田ノ岡さんのメールアドレス(fuderock@gmail.com)まで。