区内106の町会・自治会が加入する「麻生区町会連合会」。その中の「新百合ヶ丘第5自治会」「新百合ヶ丘自治会」は10月21日、王禅寺こども文化センターが主催するハロウィンイベントに参加。子どもたちが「こども110番」の家を回り、地域の安全マップをつくる取り組みに協力した。
王禅寺こ文のハロウィンイベントは、コロナ前まで、仮装をして地域を回り、安全マップを作成していた。昨年から新百合ヶ丘第5自治会が、今年から新百合ヶ丘自治会が協力。自治会員で「こども110番」に協力している家や公園などを回り、お菓子をもらうほか、いざという時のためにその場所を知っておくことも目的に加わった。
両自治会の役員たちは、仮装して交差点で子どもたちの見守りや、公園で子どもたちとじゃんけんをして勝ち負けによってお菓子を配り分けるなど運営に協力。こ文の掛田隆館長は「地域の協力があってこそ、できたイベント。子どもたちと地域の方たちの顔がつながるのも大きい」と自治会の協力に感謝する。
新百合ヶ丘第5自治会の井村稔会長は「自治会員の高齢化が進み、イベントができなくなってきている。今後もこ文と協力して何か考えていきたい」と今回のイベントをきっかけに今後の活動を模索する。新百合ヶ丘自治会の北之園展会長は「一つの組織だとできることに限界がある。連携すると相乗効果も生まれ、今回こうした楽しいイベントができるのかと実感した。自治会会員にもいい印象になる。地域の施設などと連携したコミュニティーが再構築できれば」と今後に意欲を見せた。