多彩なジャンルの音楽ライブが楽しめる「横須賀ジャズロックフェスティバル」が、11月3日㈮から5日㈰に開催される。横須賀集客促進・魅力発信実行委員会と横須賀トモダチジャズ実行委員会の主催。上地克明市長が推進する「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」をめざし、音楽を通じて横須賀の魅力を官民連携で高める取り組み。横須賀中央・汐入地域を会場に、ホールだけでなく公園や商業施設、商店街、飲食店などで繰り広げられる。
600人が〝響演〟
戦後ジャズの聖地だったEMクラブの往時の熱気を現在に伝え、「音楽が溢れる街」をコンセプトに2016年から始まった「横須賀トモダチジャズ」(同4日・5日)。今年は55ステージ約600人のアーティストが音色を響かせ、横須賀のジャズを発信する。
ヨコスカ・ベイサイド・ポケットで行われるライブでは、市内出身のジャズクラリネット奏者の宮脇惇さんとクラシックバイオリニストの渡邊達徳さんが競演。ほかにも新進気鋭のRINA Trioや実力派ジャズピアニスト守屋純子さんが出演する(有料)。
ドブ板通り、三笠通り、リドレ横須賀、モアーアーズシティ、三笠公園での屋外ライブ、GEODANA、KENT倶楽部、ホテルニューヨコスカ、ホテルニューポート横須賀などでの屋外ライブも目白押しだ。

フレッシュな高校生バンドもパフォーマンス
魂の音色かき鳴らす
ロックイベントの目玉は、「YOKOSUKA ROCK,N ROLL FESTIVAL 2023」(同3日/有料)。横須賀芸術劇場を舞台にした新たな音楽の祭典で、クレイジーケンバンドの横山剣さんが参加するスペシャルバンドや日本ガレージロック界の先駆者MAD3ら多彩なアーティストがそろい踏み。市主催のバンドコンテスト「MIND ROCK AWARD 2023」でグランプリを受賞した「toriwo」も登場する。
このほかに「街なかROCKライブ」と題したストリートライブを三笠公園と横須賀中央駅Yデッキ下広場で催す(同4日・5日)。ギタリストの杉本篤彦さん率いるバンドや94年に横須賀で結成されたインストサーフロックバンド・THE SURF COASTERSなど多数のミュージシャンが演奏する。三笠公園会場では、旬の食材やグルメが並ぶ「三浦半島大収穫祭」も同時開催。音楽と地元グルメの共演も楽しみのひとつだ。
出演者やタイムテーブルなど詳細はイベントHP。または市文化スポーツ観光部企画課046・882・8427
横須賀ロックの第一世代
1960・70年代の横須賀ロックシーンを彩ったレジェンドミュージシャンによるライブ「YOKOSUKA DOBUITA ROCK FESTIVAL」が11月7日㈫、大滝町のDJ BARSHELLで行われる。
上地市長が掲げる〝音楽のあふれた、ワクワクする街〟のスローガンに呼応して、横須賀ゆかりのメンバーたちがステージに立つ。
若者の音楽がジャズからロックに移行していった時代の証言者である土屋厚俊さん=人物風土記で紹介=がPRポスターをデザインした。午後6時開演でチケットは前売り3500円、当日4000円で別途ドリンク代500円。