平塚に残る徳川家康ゆかりの品などを紹介する企画展が、平塚市博物館で12月10日(日)まで開催されている。
NHK大河「どうする家康」の放映に合わせて企画した。天生18(1590)年に家康が江戸入城を果たす際、江戸を目指す一行を案内した片岡の豪農・宮川家に授けたとされる茶碗や、清雲寺に残る葵紋の入った茶器など、家康と市井の人との交流がうかがえる品など約30点が並ぶ。
宮川家に宿泊した家康は、鷹狩に使う鷹が飛び立ったまま戻らないことに腹を立てたが、宮川家の人物が自宅の鶏を解き放ったことで鷹が舞い戻り機嫌を取り戻したという逸話が残る。市博物館学芸員の早田旅人さんは、「平塚と家康の関わりについて多くの人に知ってもらえたら」と話している。
入館無料。(問)同館【電話】0463・33・5111