「鎌倉銘菓クルミッ子の包装紙」を材料に<高校生がアップサイクル中 >

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「鎌倉銘菓クルミッ子の包装紙」を材料に<高校生がアップサイクル中 >
志澤さんが作ったポーチ

 鎌倉銘菓クルミッ子の包装紙を材料に、小物が入るかわいらしいポーチが完成-。本来捨てられるはずだったものに、新たな価値を加えて再生する「アップサイクル」。16歳の高校生が地域菓子のパッケージをキーワードに、アップサイクルに熱中している。

 志澤舞さん、湘南学園(藤沢市)に通う高校2年生。小田原出身の志澤さんは、今年6月の学生団体による「鎌倉を盛り上げようの集い」に参加し、鎌倉の街や、クルミッ子を販売する(株)鎌倉紅谷との縁が生まれた。

包装紙を募集する志澤さん

 現在、志澤さんと鎌倉紅谷は、クルミッ子16個入の使用済み包装紙の回収を八幡宮前本店、湘南深沢店の店頭で行っている。集まった包装紙は今後、市内の小学生を対象にしたワークショップの材料に。ファスナーや保護シートを使い”特製クルミッ子ポーチ”を制作する予定だ。

デザインの裏に思い

 志澤さんは中学生の時、海外の路上に山積するごみ問題を知り、社会課題に興味を持つようになった。それからアップサイクルに関わる中で、地元小田原の蒲鉾店のデザイナーと出会い、こう感じた。「パッケージは見た目だけでなく、伝統も伝える。会社の理念、作り手のこだわり、質感など、そのデザインは地域の看板にもなり得る」
特に菓子に焦点を当てるのは、子どもたちにも親しみやすい題材を通して「地域」「ごみ」へ関心を持ってほしいという志澤さんの思いが込められている。洋菓子のクルミッ子のパッケージについては、「英語表記もあり洋風の感じがあるが、リスの一部の線が太くて筆っぽさもある。和洋折衷な雰囲気が好き」。

 紅谷店頭での包装紙回収は、12月17日(日)まで受付中。

開催日

2023年12月1日(金)~2023年12月17日(日)
紅谷店頭での包装紙回収日

住所

神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-4

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公開日:2023-12-07

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