今年の干支は辰（龍）。三浦半島を上から見ると龍の顔に見える。この発想から龍神を祭る葉山の森戸大明神をはじめとした三浦半島の３神社と３寺院は、木製のお守り「龍玉」を受けて回る、神仏巡拝企画をきょう１日から開始する。

　参加するのは葉山町の森戸大明神（堀内１０２５）と長運寺（長柄６１５）、横須賀市の西叶神社（西浦賀１の１の13）と浄楽寺（芦名２の30の５）、三浦市の海南神社（三崎４の12の11）と福泉寺（初声町三戸１０２０）の６社寺。

　各社寺で頒布する直径１センチほどの龍玉には社紋や寺紋が描かれ、一つひとつがお守りとなっている。中心部に穴が開いており、色違いの房紐を通して６体全ての龍玉をつなげるとストラップのように一つにまとめられる。６つの龍玉を受けた人だけ、特別龍玉を受けられ、７つの完成形にすることができる。

　森戸大明神の禰宜、守屋隆広さんは「龍神信仰の神社として、辰年に龍にまつわることをしたいと考えていた」と話す。さらに「昔は神仏習合の時代もあって、神様と仏様の両方の力をいただいて、さらに龍神様のお力をいただければ、きっとより良い一年になる。社寺巡りをすることで地域のことを知ることにつながればとも思う。今年１年通してやるので、楽しんでいただければ」と呼びかける。

　龍玉は１つ１０００円。各社寺の授与所で受けられる。

　森戸大明神の龍神は、神社裏手の磯辺から沖合い７００メートルにある、赤い鳥居の立つ名島（菜島）の祠に祭られているという。

　同神社は辰年にちなみ、表紙に龍の絵をあしらった新しいご朱印帳も用意している＝写真下。

森戸大明神０４６･８７５･２６８１