宮前区在住、風水師の酒井嚴貴さん

　新春にあたり、風水師で心理カウンセラーの酒井嚴貴さん（61）に、宮前区内のパワースポットについて聞いた。

　 酒井さんは、14歳のころから風水師に師事し、出雲大社の講社長も委任されている風水師だ。約10年前には、区内の情報を発信するポータルサイトの企画に登場し、パワースポットを紹介するコーナーを担当した。アメリカの大学で心理学の修士号を取得した心理カウンセラーでもあり、現在はカルチャーセンターなどの講師として活動している。

龍穴（パワースポット）＝龍脈からのエネルギーが噴き上がる地点

　酒井さんによると、大地の気は山の尾根伝いに流れると考えられており、その流れが龍のように見えることから「龍脈」と呼ばれている。その龍脈からのエネルギーが噴き上がる地点が「龍穴」（パワースポット）で、そこに住む者は繁栄するという。

宮前区はパワースポットの街

　地理風水的にみると、坂道の多い宮前区は、地中を流れる気のルートが「神」の方位とされる北西から入り込むパワースポットの街だという。「特に経済的な豊かさをもたらすエネルギーが強い」という。酒井さんも方位の良さなどを考慮し、１９９９年に東京から引っ越してきた。暦の周期で地域の栄枯盛衰が分かるとし、「宮前区は２０２３年までの20年は隆盛期だったが、２０２４年から安定期に入った」と占う。

馬絹神社

　酒井さんお勧めのパワースポット１つ目は、「馬絹神社」（馬絹５の21の５）とその向かいの丘にある祠だ。「ここは尾根の終着点で、雌雄の龍が水を飲みにくる場所としてエネルギーが満ちあふれている」という。

古くから地元の氏神として崇敬されてきた馬絹神社

宮前区内最高地点

　２つ目に紹介してくれたのが「鷺沼北公園」。宮崎配水塔が隣接する鷺沼４丁目にある公園で、通称「梵天山」と呼ばれる標高87・４ｍの区内最高地点だ。「鷺沼駅から菅生緑地に抜ける尾根道も龍脈となっている。測量の基準となる二頭三角点あたりが龍穴です」

鷺沼北公園内にある二頭三角点

お滝不動尊

　下有馬不動尊（東有馬３の７の１）の下には滝と滝つぼがあり、冷水を浴びて身を清めるみずごり水垢離の場となっていたそうだ。ここもパワースポットだという。「６４７年にえんのおづぬ役小角という行者によって行場が作られた、まさに龍穴だ」

明和6（1769）年に制作されたお滝不動尊

　「龍脈を歩くことでエネルギーをチャージして下さい。辰年は『立つ年』。新しい物事に立ち向う年として、新たな気持ちで臨んでもらいたい」と話した。

読者プレゼント

　酒井嚴貴さんの最新作で、暦をベースにした占術の入門書『九星氣学入門』を、レアリア読者３人にプレゼントする。「開運のヒントにどうぞ」と酒井さん。

　希望者は、タイトルに九星氣学入門応募、本文に住所、氏名、元旦号の感想を書いて【メール】kawasaki@townnews.jpへ。

　１月15日㈪必着。当選は発送をもって。