横浜市港北区鳥山町に2024年の元日、地域の居場所となる「町カフェ城郷ノスタルジア」(鳥山町1013)が開店した。横浜市がまちづくりを支援する事業「ヨコハマ市民まち普請事業」を活用して整備された。毎週(金)(土)(日)午後1時〜4時に営業。現在は代表の岩田聡子さんをはじめ、ボランティアが運営している。
町カフェは築50年超の建物を地域の人も協力して改修された。2階の壁塗りは2日間で3歳〜70歳代の約15人が参加。1階の壁には、まち普請でつながったアーティストによる城郷の絵地図が描かれている。古材を再利用したテーブルなども。「地域に愛着を」と地域インフォメーションセンター、交流スペース、相談室も備わっている。
ほかにも、さまざまな方法で地域の人の居場所づくりを行っている。コーヒーの淹れ方講座(60歳以上の男性)やスマートフォン超初級講座の実施で、地域と関わるきっかけを作っている。
さらに、城郷地区限定地域情報ポータルサイト「まちふる.net」を立ち上げている。町カフェの地域インフォメーションセンターと連携する仕組み。公開は3月を予定している。
岩田さんは「地域の人も知らない魅力がある。町を故郷に感じてもらえれば」と期待を込めた。