神奈川県開成町の古民家「瀬戸屋敷(せとやしき)」で2024年2月17日(土)~3月3日(日)に「ひなまつり」が開催されます。
開成町のひなまつりは、6月に開催される「あじさいまつり」と並ぶ町の二大行事として、毎年1万人超が足を運ぶ人気イベント。期間中は瀬戸屋敷に収蔵されている雛人形をはじめ、高さ2.4mの「大つるし雛」や婦人会手作りの「つるし雛」8,000個以上を展示され、華やかなひな飾りが来場者を楽しませます。
見どころは地元の蔵から発見された「享保雛」。なんと約300年前のものだそうです!豪華な衣装が特長で、今の雛飾りの原点ともいわれており、現代のものとは一味違った独特の風情を感じることができます。
ひなまつりを盛り上げる各種イベントも
◆2月24日(土)・3月2日(土)の17:00~20:00(最終入園19:30)には夜のライトアップとひな飾りのコラボレーション「ひなまつりナイトミュージアム」が開催されます。
◆そのほかにも2月23日(祝)、24日(土)にはワークショップ「ひなまつり限定!ポップアップカードづくり」が行われるほか、婦人会の手芸教室や猿回し、郷弁の販売(ひなまつり限定メニューも!)などイベントも盛りだくさん。詳細はホームページへ。
◆また、2歳~10歳を対象に着物の着付けサービスを実施。親子で参加を検討している方は着物で気分も江戸時代にタイムスリップしてみては?1回1,000円で平日は当日予約で土日祝日は事前予約が必要。
- 申し込みは(電話)0465-44-4151、もしくはこちらから。
築300年の古民家「瀬戸屋敷」とは?
神奈川県西部の足柄平野に位置し県内で最も面積の小さい自治体である「開成町」。南部の開成駅周辺で開発が進む一方で、北部では今でも昔ながらの自然豊かで穏やかな空気が流れる田園風景が広がっています。
- 江戸時代にこの場所の名主を代々つとめた瀬戸家が家屋を構えてきた屋敷が「瀬戸屋敷」です。現在も近隣の人々に親しまれているのはもちろん、東京や横浜から訪れる人も多く、年間来場者数は4万5千人を超えるといいます。
副館長を務める川口勇作さんはこの瀬戸屋敷の魅力について「季節ごとに彩りが変わるので来るたびに前回とは違った姿を見ることができるところ」と話します。
体験イベントも開催
瀬戸屋敷では自然の魅力を満喫できる「囲炉裏での食事&発酵食作り体験」を随時開催中。地元食材を使った料理やゆったりと自然を楽しむ時間は瀬戸屋敷ならでは。予約や詳細はこちらから。
また、季節によって表情を変える瀬戸屋敷では、子どもから大人まで楽しむことができる体験イベントも毎月開催されます。
過去には茅葺き屋根の見学会や野菜の収穫体験、ホタルの鑑賞会などが開催されました。
- 最新の開催情報はこちらをチェック!
カフェとショップも
瀬戸屋敷には古民家だけではなく、カフェとショップが併設されています。
- 「café hacco(カフェハッコ)」
「カフェハッコ」は瀬戸屋敷内にある発行をテーマにしたカフェ。店内はもちろん、屋敷の主屋や庭で食事を楽しむこともできます。
おすすめは「いちご甘酒」(税込660円)。その他にも挽きたての豆をハンドドリップで丁寧に抽出して開成町の陶芸作家が制作したカップで楽しむ「スペシャルティコーヒー(お茶菓子つき)」(税込880円)や「足柄紅茶」(税込400円)などドリンクメニューが豊富なところもうれしいポイントですね。
醤油麹を塗ったトーストにみりんを使ったシロップ「みりっぷ」をお好みでかける「醤油こうじみりっぷトースト」(税込500円)も人気だといいます。
外国人ツアーが盛況
2023年から外国人ツアーの受け入れにも取り組んでいます。かまどを使ったご飯づくりや地域住民との交流、近隣の散策など盛りだくさんの内容が参加者から好評だといいます。
足柄ならではの魅力を感じることができる「瀬戸屋敷」。「なつかしさ」が心地良い古民家にぜひ一度足を運んでみては。