大和市では2025年度から始まる新しい総合計画策定の初期段階で、市民を中心に「未来のやまと」と題したアイデアを募集している。「健康都市やまと」に代わる新たな将来都市像を定めるために活用する方針だ。
総合計画とは、市が行うすべての業務に関わる最上位の計画であり、中長期にわたる市政の方向性を示すものとされている。実現を目指すまちの姿(将来都市像)を定める根幹にもなる。
市は人・まち・社会の3つの領域から健康づくりを進めようと、09年から「健康創造都市やまと」、19年からは「健康都市やまと」を将来都市像に掲げている。
古谷田力市長は「総合計画は大和市の未来を描く大切な計画。就任以来、市民の声を聞くことを心掛けているため、多くのアイデアをいただきたい」と話している。
23日時点で58件
昨年10月の組織編成時に設立された市政策部総合計画担当によると、このアイデア募集は古谷田市長が心がける「市民の声を聞くこと」を踏まえ、同担当の職員らが発案したという。
今回の募集では幅広い世代の人から意見を頂こうと、告知に力を入れている。市のホームページや街中の掲示板を使用したほか、市内の小・中・高校にも案内チラシを配布した。昨年12月1日から募集を始めたところ、1月23日時点で58件が集まっている。
同担当の後藤俊郎課長は「今のところ若い方のご意見が少ないので、積極的な応募をいただけたら」と呼びかける。
募集は2月29日(木)まで。対象は市内在住・在勤・在学・在活動者など。応募は電子申請、郵送、FAX、持ち込み。未来のやまとについて自由な意見を受け付ける。
問い合わせは【電話】046・260・5318(総合計画担当)へ。