東京都立大学南大沢キャンパスのシンボルタワー「光の塔」が、2月10日から期間限定でライトアップされている。
2025年3月10日までの毎月10日を「光の塔の日」として、夕暮れから午後10時まで塔をライトアップ。開始時刻は2・3・9・10・11月が午後6時、4〜8月が7時、12・1月が5時からとなっている。
コロナ明けの街を明るく
光の塔は、同キャンパスの南門側にそびえ立つ高さ40メートルの塔。外壁の東南と南西に掲げられている日時計で時間や夏至・冬至などの季節がわかるほか、塔の南角に穿たれた丸窓から差し込む日の光で天体の動きや時間の流れが感じられる仕組みもある。反射ガラスを使用した屋根は昼間は太陽光を照り返し、夜は内部照明で淡く荘厳な光を放つなど地域のランドマークになっていたが、近年は節電のため消灯していた。
同大の担当者は「地域の皆様から消灯を惜しむ声をいただいていたこともあり、光の塔を知っていただくきっかけになるとともにコロナ禍を経た南大沢の街を明るく照らせれば」とライトアップに寄せる思いを語った。
光の塔はキャンパス1号館を兼ねており、普段は一般の立ち入りは禁止されているが、授業や行事がない時期には一般向けに見学日を設けている。問い合わせは同大企画広報課【電話】042・677・1806。