川崎市産業振興会館で「川崎ニッチ技術ミニ展示会」ツルツルvsすべらない【3月12日】企業の技術をPR

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川崎市産業振興会館で「川崎ニッチ技術ミニ展示会」ツルツルvsすべらない【3月12日】企業の技術をPR
金属箔の精密圧延加工技術(上)と野球場で使用されている防滑樹脂

町工場の商機拡大に

 川崎市内で「ツルツル」と「すべらない」製品、技術開発に取り組む町工場や中小企業を集めた「川崎ニッチ技術ミニ展示会」が3月12日(火)、市産業振興会館1階ホール(幸区堀川町)で開催される。「ツルツルvsすべらない」。人目を引くユニークなネーミング効果に参加企業も商機拡大につなげたいと張り切る。

大田区での取り組みがヒントに

 主催する川崎市経済労働局によると、イベントは大田区での取り組みをヒントに企画。町工場が集積する大田区では、曲げる技術に特化した企業を集めた「曲げ展」や極小、真っ黒、超透明など見えにくい技術を集めた「見えない展」など、専門技術を集めた展示会を開催し、好評を博している。見えない展を視察した市担当者は「400人ほどの企業担当者が足を運び、企業同士かなり深い話をしている印象があった」と振り返る。川崎でも独特の技術をもつ企業が一定数いることから、市、川崎市産業振興財団、川崎信用金庫で開催に向け半年ほど前から準備を進めてきた。やるなら、面白おかしくやろうとネーミングもこだわった。

 参加企業の担当者の一人は「これまでにない新たな顧客開拓や企業間ネットワークの広がりを期待している」と語る。市には同様の企画を行いたいとの相談も寄せられているという。「イベントを2回、3回と続けることはもちろん、こうしたやる気のある企業を応援していきたい」と市担当者は力を込める。

19企業が出展

 開催当日は、ヘラ絞り加工技術や研磨技術、メッキ技術、データ分析、美容で「ツルツル」を届ける企業14社が出展。「すべらない」では床の塗料や粘着・吸着素材、紙、モーター技術を持つ5社が参加する。市内企業が中心だが、大田区、横浜市、知的財産交流などでつながりのある富士宮市(静岡県)の企業も参加する。

スペシャルゲストにお笑い芸人

 イベントを盛り上げるため、スペシャルゲストには「ツルツル頭」の「すべらない」お笑い芸人が出演し、技術PRを行う。「市内企業の光る技術・製品を多くの人にPRできるイベントとして職員手作りで磨き上げてきた。当日はしっかりと滑らずに来場者の方々に楽しんでもらえれば」と市経済労働局担当者は意気込む。

申込締切【3月11日】

 開催時間は午後1時30分から4時30分。入場無料。参加希望者は「川崎市 ニッチ 展示会」ウェブサイトから3月11日(月)までに申し込む。

開催日

2024年3月12日(火)
午後1時30分~4時30分

住所

神奈川県川崎市幸区堀河町66-20 川崎市産業振興会館

費用

入場無料

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公開日:2024-03-01

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