口にくわえた筆で詩と絵を書き続けてきた詩画作家、星野富弘さんの「花の詩画展」が小田原三の丸ホール展示室で3月27日から始まった。
小田原で初開催となる今回の詩画展には原画を含め約80点の心温まる作品が展示されている。
星野さんは1946年生まれ。教諭としてクラブ活動の指導中に頸髄を損傷し、24歳で手足の自由を失う中、入院中に筆を口でくわえて作品を書き始める。優しいタッチの絵が広く共感を呼び、80年代から雑誌や新聞で作品の連載がスタート。「花の詩画展」は82年に初開催され、以後、全国各地で企画されている。
同展は4月8日(月)まで開催。午前10時〜午後6時(5時30分まで入場可)。入場料800円、中学生以下・障害者手帳所持者と同伴者1人は無料。(問)同詩画展事務局【電話】044・833・2552(平日午前9時〜午後5時)