大容量の商品を格安で購入できる米国発の会員制大型スーパー「コストコ」。ここで商品を仕入れて転売する仕組みが、日本各地で注目を集めている。昨年９月にオープンした「商店松輪」でも、店の一部を改装して４月10日から扱いを始めた。

　コストコに入店するには会員登録が必要となるが、同店では年会費なしで小分けされたマフィンやベーグルなどを必要な分だけ購入可能。また菓子や総菜、冷凍食品のほか、水やトイレットペーパーといった日用品も豊富に取り揃えている。新たなビジネスモデルとして話題の再販店。本家となるコストコはあくまでも「仕入れ先」で、価格は販売店それぞれが独自に設定している。

　店主を務めるのは、㈱松輪の草間里沙さん。夫である山本剛さんは、ＹＲＰ野比駅近くでカフェ「ＲＩＣＥ―ＣＡＦＥ」（㈱ＲＩＣＥ―Ｂ）を経営しており、その店内に今年１月、コストコ再販店「ＣＨＯＣＯＳ」を設けると、開店前から長蛇の列をなすほど多くの来店者でにぎわった。

　商店松輪は、その２号店。コーヒーやソフトクリームなどの軽食を食べながら、買い物を楽しめる。「サイクリングやツーリングの休憩地点に利用する人が多いけれど、地元の農家さんにも来てもらいたい」と草間さん。まずは定番品を中心に週２～３日補充し、今後顧客ニーズを探るという。

　店舗所在地は南下浦町松輪１３６８の４。営業日時は水～土曜、各日午前10時～午後３時。

　問い合わせは☎０４６・８７６・５５９５