横浜都市発展記念館=中区日本大通=では、戦後80年の節目となる2025年に向け、戦後の横浜を記録した写真資料の調査研究成果を4月27日から公式ウェブサイト内の「戦後横浜写真アーカイブズ」で公開する。
貴重なアーカイブ
終戦後、横浜は港湾部や都市の中心地など、多くの地域が接収され、多数の占領軍が駐留する基地の町と化した。その当時の横浜を撮影した代表的な写真家が、五十嵐英壽(えいじゅ)、奥村泰宏(たいこう)、常盤とよ子の3人。横浜の町を占領軍兵士が堂々と歩く様、厳しい戦後を生き抜こうとする市民の表情などを収めた作品は、芸術性のみならず、歴史資料としての価値も高く評価されている。
今回サイトで公開されるのは、3人の代表作159点。詳しくは同館(7月19日まで臨時休館中)サイト(www.tohatsu.city.yokohama.jp)。