横須賀市内で活動する映画上映サークル「16ミリ試写室」は3月4日(日)、部落問題を扱ったドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』=写真=の上映会を開く。
大阪府貝塚市で精肉店を営む家族の日常風景を1年半にわたって記録した作品。牛の飼育から屠畜解体、販売まで、命をいただく行為と向き合う仕事は瑞々しい生に満ち溢れている一方、被差別部落ゆえのいわれなき差別を受けてきた歴史とも重なる。偏見のない社会や地域とのつながりを求める一家の姿を「食」という視点から描いた秀作。文化庁映画賞の「文化記録映画大賞」ほかを受賞している。
同上映会では、作品を手掛けた纐纈(はなぶさ)あや監督のトークショーもある。会場は大津コミュニティセンターで午後1時半上映開始。参加費600円。定員200人。
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