【10月公演】古典芸能の最高峰『松竹大歌舞伎』が2024年も藤沢へやってくる

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一流の名演に酔う貴重な公演

昨年大好評を得た『松竹大歌舞伎藤沢公演』が今年も10月31日㈭、藤沢市民会館大ホールで開催されます！誰もが耳にしたことのある松竹の大歌舞伎は、まさに古典芸能の最高峰。一流役者の名演はなかなか見ることができません。舞台好きなら見逃せないチャンスです。

公演のポイントを、藤沢市観光協会に聞きました。

ポイント①「名だたる名役者による迫真の舞台」

中村錦之助氏をはじめ、中村隼人氏、市川笑三郎氏など、錚々たる名役者が揃う松竹大歌舞伎。第一部「ご挨拶」を務める中村隼人氏は、2025年のＮＨＫ大河ドラマ「べらぼう」の長谷川平蔵役に決まり、歌舞伎での名演にも注目が集まっています。大河ドラマを前に、歌舞伎の勇壮な姿を直接見ることができます。

演目のあらすじとみどころ

『双蝶々曲輪日記　引窓』

舞台は京都。石清水八幡宮にほど近い南与兵衛の家で、亡き父の後妻となった義母お幸と、女房のお早が放生会の準備をしているところへ、相撲取りの濡髪長五郎が人目を忍んで訪ねてきます。幼い頃に養子に出されたお幸の実子である長五郎は、義理で人を殺めてしまい、母に一目会うためにやってきたのです。そこへ代官に命じられた与兵衛が帰ってきます。お幸とお早は出世を喜びますが、与兵衛に命じられた初仕事は人相書きの男を捕縛することで…。

互いを思いやる親子の苦悩と愛情を描く義太夫狂言の名作。明かり取りの天窓（引窓）を巧みに用いる心温まるひと幕です。

『身替座禅』

大名の山蔭右京は大の恐妻家でありながら、浮気性。愛人の花子が都にやってきたことを知り、なんとか会いたいが、奥方の玉の井が外出を許しません。そこで右京は、邸内の持仏堂に一晩こもって座禅すると嘘をつき、家来の太郎冠者に座禅衾をかぶせて身替りにし、花子のもとへ向かいます。しかしこのことが玉の井に知られて…。

狂言の大曲「花子」をもとにした舞台劇。ほろ酔い加減で帰った右京と怒りに打ち震える玉の井の対比が面白く、現代にも通じる夫婦のやり取りがユーモアたっぷりに描かれます。

ポイント②「お手頃なチケット料金」

藤沢市や観光協会などで組織する実行委員会が主催する公演で、都心などでの観劇に比べチケット料金がお手頃に設定されています。通常では１万円を超えるＳＳ席が6,500円、Ｓ席5,500円、若い人にも楽しんでもらおうと、25歳以下席（２階）は、なんと千円となっています。

ポイント③「初心者でも安心のイヤホンガイド」

歌舞伎が初めての人でも安心して観劇いただけるように、舞台内容を解説するイヤホンガイドが用意されています。あらすじや見所をタイミングよく解説する音声ガイドで、演者の息遣いまで伝わる舞台芸能の魅力を心行くまでお楽しみください（１台800円税込）。

画像はイメージです

歌舞音曲の神様として知られる江の島弁財天にあやかり、古くから芸能とのつながりが濃い藤沢市。かつては歌舞伎公演が定期的に行われていました。

昨年から復活した歌舞伎公演。藤沢市観光協会では「風格と実力を兼ね備えた名役者によるストーリー性のある演目は見ごたえも十分で、歌舞伎ファンはもちろん、舞台芸能がお好きな方ならきっとご満足いただけるはず。この機会をぜひお見逃しなく」と話します。

【公演日】2024年10月31日(木)　昼の部、夜の部の2回公演
【公演場所】藤沢市民会館大ホール（藤沢市鵠沼東8－1）
【出演者（敬称略）】
　中村　錦之助（萬屋）
　中村　隼人（萬屋）
　上村　吉弥（美吉屋）
　市川　笑三郎（澤瀉屋）
　市川　青虎（澤瀉屋）
　上村　吉太郎
　上村　折乃助
【公演時間】
　昼の部　13時00分～（開場：12時15分）
　夜の部　17時30分～（開場：16時45分）
【チケット料金】
　SS席・・・・・・6,500円
　S席・・・・・・5,500円
　25歳以下席・・・1,000円（2階席となります）