横浜市緑区のみどりアートパーク(長津田2の1の3)は10月5日(土)、同館でのイベントを無料で楽しめる「オープン・デー」を開催する。今年は初めて、緑区にゆかりがある若きピアニスト3人が「みどりピアノ・アンバサダー」に選ばれ、同館はオープン・デーでの演奏機会の提供のほか、今後の飛躍を支援していく。
みどりアートパークは文化芸術活動の支援を通じ、豊かな市民生活の実現などを目指して2013年10月5日にオープン。今年は「届けたいのは『感謝』の気持ちです。」をテーマに、開館記念日当日にオープン・デーを開催する(午前10時から午後5時まで)。
エントランスでは「横浜地産地消くるくるマルシェ」、地下ギャラリーではリユースワークショップなど、地下会議室ではシニア向けスマホ教室(予約不要)などが開かれる。
また、ホールでは午前11時から、年齢、性別、障害の有無を問わず、誰もが一緒に自己表現を楽しむインクルーシブダンスワークショップ「のはらハみどり」のステージパフォーマンスを披露。午後1時30分からはドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』を上映する(上映会は事前予約制。先着100人。9月20日(金)から同館HPで受付開始)。
演奏家と地域をつなぐ
みどりアートパークは今年初の取組として、緑区民音楽祭実行委員会から推薦を受けた若きピアニスト3人を「みどりピアノ・アンバサダー」とし、活躍の場を提供するなどして支援する活動を始める。10月5日に同アンバサダーに就任するのは小田野直子さん、笠井萌さん、吉田翔太さん。オープン・デー当日に委嘱式が行われるほか、3人がそれぞれ演奏を披露する。
また3人は11月、長津田や中山での祭りにも出演する予定。さらに、来年2月にはピアニストの横山幸雄さんによる公開レッスンに臨むほか、3月には成果発表となる「緑でつなぐサンクスコンサート」にも出演するという。
今年3月、同館で自身初のソロリサイタルを開催した小田野さんは、同アンバサダーへの就任について「さまざまなイベントやコンサートで演奏する機会をいただき、心から感謝すると共に、身が引き締まる思いです。自分の音を磨き、私自身楽しみながら今後も音楽の道を究めていきたいと思っております」と意気込みを語った。