川崎フロンターレのサポーター歴10年以上の森山泰宏さん(42)が、夫婦で営むカフェ「12 COFFEE AND BAKE」(中原区上丸子山王町)。GK・早坂勇希選手らをはじめチームスタッフ、等々力への観戦前に多くのサポーターが通う店として知られる。
店内にはフロンターレの選手や、地元スポーツチームの選手、ご当地アイドルのサインなどを書かれてあり、アットホームな雰囲気が広がる。
オープンから1年。店名にある「12」は、もちろんサポーター番号だ。近所の方々の利用も増え、「地域の人々をサポートし、ほっとできる空間を提供できる店になりたい」と思いを込めた。
カウンター10席のコンパクトな店内ではハンドドリップコーヒーや自家製チャイのほか、パンケーキやビスケット、パスタなどを盛り付けたワンプレート料理も楽しめる。テイクアウトも可。
森山さんは大学までサッカーを続け、今年の8月にフロンターレからイングランドのストーク・シティFCに移籍した瀬古樹選手と同じ地域クラブの三菱養和SCユースに所属していたことも。
「自分は今年で42歳なので瀬古選手はずいぶん年下の後輩になるけど、瀬古選手が養和時代の監督やコーチは自分も教わったことのある監督、コーチです。瀬古選手がユース時代の監督が自分の2歳上の先輩で、よく一緒にプレーさせていただきました。養和時代の監督やコーチからはすごく真面目で良い選手だから応援してあげてと言われました。瀬古選手はまだお店に来てもらったことはないのですが、激励会で会ったときに僕のことを覚えていてくれて、『オフになったらお店に行きます』と言ってくれたので楽しみにしています」と来店を期待する。
森山さんは「この店もフロンターレのように地域に根付いていきたい。チームには、いつまでも変わらず頑張り続け、僕らの希望であってほしい」とエールを送る。