辻堂神台のアートスペースで、藤沢市出身のデザイナー・廣川玉枝さんによる企画展「皮膚のデザイン」が10月5日(土)から開催される。午前10時から午後7時。12月22日(日)まで。入場無料。
廣川さんは、2006年にブランド「SOMARTA」を立ち上げ、これまで「皮膚」や民族学的なテーマで創作活動を展開してきた。作品は国内外から支持を集めており、21年開催の東京オリンピックではスポーツウェアのデザインを手掛けるなどして活躍。今秋には、企画展と同名の書籍も刊行予定だ。
展示ルーム1では、
「スキン シリーズ」と呼ばれる無縫製ニットの技術を用いて制作した衣服をマネキンや写真で展示する。同シリーズは、衣服を「第二の皮膚」と捉えた上で、皮膚のように伸縮する機能性と美しさを兼ね備えながら、国や人種、性別、体形を超越した人類共通の「世界服」を目指したもの。世界のパフォーマーから愛用されている。
展示ルーム2では、
半ドーム型ニットに鑑賞者が入るインスタレーション作品などを展示する。
(問)同館【電話】0466・30・1816