縄文時代を代表する土偶に注目した特別展「ドグウ集まれ!」を12月8日(日)まで、あつぎ郷土博物館(厚木市下川入)で開催している。
土偶は粘土で作られた人型の遺物で、全国各地で出土される。耳飾りやはちまきなど、縄文人の装いや風習などを窺い知ることができる。当時の宗教観や世界観、精神文化が反映された非実用的な道具であると解説されるが、土偶の謎の解明は研究が始まった明治時代から今も続く。
同展では、厚木市内から出土された縄文時代中期から後期の土器をはじめ、山梨県や群馬県から出土した国指定重要文化財の土偶や耳飾り、土器ほか厚木市指定の文化財を含む119点の遺物を展示する。土偶が弥生時代の中期を最後に作られなくなるまでの一連の流れも分かりやすく解説。
時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分まで)。休館日は10月28日、11月25日、いずれも月曜日。
問い合わせは、あつぎ郷土博物館【電話】046・225・2515へ。