横須賀市内の市街地の移り変わりをテーマにした特別展示「市街地が語る横須賀~中央・追浜の先駆性と変貌~」が、市自然・人文博物館で開かれている。期間は来年5月21日㈬まで。
同展では、横須賀製鉄所の建設から始まる近代化、震災復興、戦後の開発事業、現代の再開発まで、街並みの変化を写真や地図、資料などから辿ることができる。同館や市郷土資料室が保有する大正時代の地図や埋め立て断面図など、普段は見ることが出来ない資料も掲出されている。
関東学院大学や昭和館の協力により、当時の様子を再現した模型や映像も展示。昭和の懐かしい街並みをジオラマで体感できるコーナーも設けられている。
同館担当者は「毎日変わらないと思う風景も実は少しずつ変化を見せている。再開発に際し、現在と過去の街の姿を今一度思い返してくれたら」と展示の意図を話した。
1月25日㈯と3月23日㈰には担当学芸員による展示解説も実施する。いずれも午後1時30分から1時間。申込不要で無料。問い合わせは同館☎046・824・3688。