プロジェクトK
市立川崎高校生活科学科2年生とキムチ専門店「おつけもの慶」とのコラボで開発した2種類のキムチが商品化された。12月1日には川崎アゼリア・サンライト広場で商品をお披露目し、生徒たちは開発秘話などを紹介した。
「プロジェクトK」と銘打ったこの取り組みは2023年から始まり、今回で2回目。2024年は4月からアイデアを出し合い、5、6月に試作を重ねた。商品化の最終候補4品を9月の文化祭で販売し、購入者の投票で「ベーコショー枝マーヴェラス」と「ねばシャキキムチ」の商品化が決まった。生徒らは「先輩たちから話を聞いていたプロジェクトKをより良くしたい思いでキムチをつくった」と振り返る。
「ベーコショー枝マーヴェラス」と「ねばシャキキムチ」
発表された「ベーコショー枝マーヴェラス」はベーコンと枝豆、黒こしょうを使用。「ピリっとした辛さ」に仕上がる。「ねばシャキキムチ」は長芋、オクラ、大葉を使用。オクラのネバネバと山芋のシャキシャキ感。大葉のアクセントが加わった、食が進む逸品だという。
土方彰工場長は「ベーコンでキムチをつくったことがない。どうやって商品化しようかと悩んだが、味は美味しかったので頑張った」と語った。アイデア出しの段階ではピザキムチなども考案された。若者たちの「斬新的なアイデア」を聞いた渥美和幸社長は「色々な学校を巻き込んだ『キムチ甲子園』を開きたい」と夢を膨らませた。
収益の一部を寄付
高校生考案キムチは大島上町店、川崎アゼリア店、JR川崎駅店、京急川崎駅ホーム店とJR川崎駅と京急川崎駅に設置されてあるキムチ自動販売機で来春まで販売。収益の一部は同校に寄付される。
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