一般社団法人相模原市水泳協会主催の「第64回相模川寒中水泳大会」が元日の2025年1月1日、水郷田名の高田橋付近で開催される。市民の健康と安全、水難事故防止を願い、60年以上にわたって続けられてきた正月の風物詩で、今では県内でも数少ない伝統行事として続いている。
相模川での寒中水泳大会は1962年に始まった。川での水難事故撲滅と、当時は小学校にプールがなかったことから「プールの設置を求めるデモンストレーション」という目的があったとされる。
初開催当時の参加者は8人だったという。その後、参加者が少しずつ増え、ここ10数年は毎回150人から200人が参加。近年は身体づくり・健康維持のほか、合格祈願や厄落としなどを目的に、小中学生や女性、親子連れ、県外からなど、参加する目的も世代も多岐にわたっている。コロナ禍で4年ぶりの開催となった昨年も多くの参加者でにぎわった。
参加対象は水泳を愛好する健康な人(毎年150人前後)。相模原市民以外でも参加できる。持ち物は水泳用具一式と、川に入るときに履く足袋や靴など(ケガを防止するため素足は不可)。
参加者をグループ分けし、2回入泳する。1回目は川上から水に入り、川下へ50メートル泳ぐ。2回目は川上から水に入り、船上の的に向かって弓を射る。
受付は正午。開会式は午後0時30分から。1時30分に終了。
参加希望者は直接会場に集合すること。降雨・降雪でも実施する。