近年、健康について「オートファジー」の大切さが改めて注目されている。辻堂駅南口にある「花房薬局」の福島勇二さんに話を聞いた。
「オートファジーとは、体を作っている細胞を正常な状態に保つために、細胞内の物質を分解する『リサイクル業者』のような働きのことで、生命維持に欠かせない細胞がもつ機能のことです」と福島さん。
人間の体は約37兆個の細胞でできており、その一つひとつが生きている。毎日少しずつ細胞の中身を分解して入れ替えるオートファジーによって、何十日かすると細胞が新品に生まれ変わっているという。「有害なものが細胞内に入り込んだ際に察知して排除したり、分解した成分から栄養を得たり、免疫力の向上にもつながります」と重要性を語る。「理由は分からないけれど何となく不調という方こそ、気になったらすぐご相談ください」と呼びかける。