八王子障害者団体連絡協議会（通称：八障連）は２月２日（日）、東町のクリエイトホール（八王子市生涯学習センター）５階ホールで「八障連福祉フォーラム２０２４」を開催する。ＮＰＯ法人八王子ワークセンターとの共催。

　八障連は、市内にあるさまざまな障害者団体同士が横のつながりをもつことなどを目的に１９８６年に設立。障害者の当事者団体や福祉サービス事業所などで構成されている。市などが公共施設をデザインする際に、車いすユーザーとして意見を求められることもあるという。

　同フォーラムは、89年に開催したシンポジウムの流れを汲み、94年から福祉フォーラムと題して開始。１年に１回、障害者や地域福祉をテーマに、市民や福祉関係者を対象に「障害理解」の啓発に努めてきた。

楽しく働ける職場を

　今年のテーマは「混ざり合う世界は楽しい！〜ちがいを楽しみ共に生きる〜」。当日は、神奈川県横浜市で障害のある人たちが働く「ＮＰＯ法人ぷかぷか」の活動にフィーチャー。同法人は、パン屋や惣菜屋、アートスタジオなどを運営しており、主に知的障害がある人たちが地域社会で楽しく活躍し続けられる場を創出・提供している。

理事長招き秘訣探る

　フォーラムでは、著書に『街かどのパフォーマンス』『ぷかぷかな物語』などがある同法人の高崎明理事長をゲスト講師に迎える。ぷかぷかの運営の秘訣を探る映画を鑑賞するほか、詩をテーマにしたワークショップなどを実施。参加者同士が自由に意見交換し、障害への理解を深めるとともに、共生社会の実現に向けた課題や可能性を探る。

　八障連は「いろいろな人が混ざり合う楽しさを体感し、障害のある人もない人もともに安心して暮らせる地域に一歩近づけたらと思います」と、フォーラム開催の意義を語っている。

　フォーラムは午後０時30分開場、１時開始。４時終了予定。入場無料で定員は先着70人。事前申し込みは不要。

　詳細や問い合わせは、八障連事務局【電話】０９０・６０３６・８４００か【メール】hasshoren@gmail.com。

「混ざり合う」を色調で表したイベントチラシ