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「音楽のまちづくり」を掲げる川崎市の取り組み<川崎市市制100周年>

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「音楽のまちづくり」を掲げる川崎市の取り組み<川崎市市制100周年>
毎年9月から11月にかけて川崎市全域で行われる都市型ジャズフェスティバル「かわさきジャズ」の1シーン

川崎市市制100周年×「音楽のまち・かわさき」推進協議会設立20周年 

 川崎市は、市民が愛着と誇りを持てるまちづくりを図るため、「音楽のまちづくり」を進めてきました。そして、その一翼を担ってきた市民団体「音楽のまち・かわさき」推進協議会(以下、おんまち)は、2024年に設立20周年を迎えました。

 市制100周年と、おんまち設立20周年が重なった2024年は、市内外に音楽の魅力を発信するためのさまざまな取り組みが実施されました。

わたしの「かわさきのうた」プロジェクト

 とりわけ注目を集めたのは、自分の言葉で短いメロディを作る「8小節プロジェクト わたしの『かわさきのうた』」。市内各所でワークショップが開かれ、多くの市民が伴奏音源に「かわさき」を表現する自分の言葉を乗せて「MY SONG」を創作しました。

100周年記念演奏や「かわさきジャズ」など活況

 2024年7月1日にミューザ川崎シンフォニーホール(以下、ミューザ)で開かれた市制100周年記念式典では、東京交響楽団を中心としたオーケストラと、川崎市合唱連盟加盟団体、公募市民による合唱団、総勢約520人による記念演奏が行われました。

 秋には市内各所で10周年となる音楽の祭典かわさきジャズ2024が開催され、ミューザをはじめとした多様な会場で、国内外のトップジャズミュージシャンによる熱い演奏が繰り広げられました。

 かわさきジャズでは、サクソフォン奏者で市内の音楽大学に通う渡邉瑠菜さんが、イベントを盛り上げる「顔」となる川崎ゆかりのミュージシャン「BRIDGEアーティスト」を務めました。

かわさきジャズ2024のステージで演奏する渡邉瑠菜さん

 「かわさきジャズの期間、市全体でジャズを通して人々が交流しあう様子を出演者側から見ることができ、とても感動しました」と渡邉さん。「音楽の持っている人と人をつなぐ力、人のエネルギーの源になるパワーはとても大きいです。川崎市はかわさきジャズなどのイベントや音楽ホール、施設などを積極的に活用し、ハッピーあふれる街づくりをしていて、とても感銘を受けます。今後も人々の間に音楽と笑顔が溢れ続けることを願っています」と、川崎市の音楽のまちづくりに期待を込めました。

 このほか、11月には溝口駅前キラリデッキに「木のステージ」が設置され、ここから未来プロジェクトが始動するなど多種多様なイベントが行われ、市内に音楽があふれる一年となりました。 

「おんまち」とは?

 今から約20年前、川崎駅西口再開発にあたり、まちづくりの柱としてミューザが誕生しました。それに合わせて「音楽のまち・かわさき」としてシティプロモーションをするため、川崎市や市内にある音楽大学、市民オーケストラ、合唱団、民間事業者らにより、おんまちが結成されました。

 おんまちは、音楽のまちづくりの基盤づくり、音楽関連産業の振興、音楽に関わる人の裾野拡大、市内外に向けた「音楽のまち・かわさき」のPRなどに取り組んでいます。

出演者は「はたち」 20周年記念CMを制作 

 設立20周年を記念しておんまちは、川崎市在住・在学の「はたち」前後の若者5名が出演するCM「わたしたち 音楽のまち はたち」を制作しました。川崎の風景と若者の音楽に親しむ姿が描かれたCMで、川崎の音楽文化の魅力が市内外に広く発信されました。

 CMに出演した麻生区出身でヴァイオリニストの丸山怜子さんは、「川崎市は私が生まれ育った町で、幼少期よりたくさんの思い出があります。川崎市が誇るホール、ミューザで小学生の時に初めて演奏した時のことは今でも鮮明に覚えています」と思い出を語ります。

 「CM出演をきっかけに、川崎市が『おんがくのまち』であるということと、私自身の音楽活動の両方を市内外の大勢の方に興味を持っていただくことができました」と振り返ります。

麻生区出身のヴァイオリニスト・丸山怜子さん

川崎からプロミュージシャンも誕生

 おんまちで事務局次長を務める前田明子さんは、「もともと川崎市は音楽に親しむ人が多く、ミューザが完成して表現の場ができ、よりいっそう音楽が盛んになりました」と話します。小中学校の合唱コンクールなどもミューザなどで行われ、「川崎の子どもたちは恵まれています」と微笑みます。CMに出演した丸山さんのように幼い頃にミューザに親しんだ子どもが大人になってプロの音楽家になるケースも増えてきたといいます。  

インタビューに応じるおんまちの前田さん

 多摩区出身のクラシックギタリスト・斎藤優貴さんもその一人。国内外のギターコンクールで優勝や入賞の実績を持つ斎藤さんは2024年12月、「MUZAジルベスターコンサート2024」に出演し、東京交響楽団と共演しました。

 斎藤さんは「川崎で音楽に触れる機会に恵まれ、学びを深めてきました。ミューザをはじめとする素晴らしい音楽ホールでは、国内外の優れた演奏家の音楽を肌で感じることができ、市内の音楽大学や音楽教室では専門的な教育を受けられる環境が整っています」と話します。また、「今後は市民の皆さまへの音楽環境のさらなる充実に加え、川崎市が国際的な音楽都市として、日本のみならず世界をリードしていく存在となることを期待しています」と語りました。

ジルベスターコンサートで演奏する斎藤優貴さん ©増田雄介

住所

神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー5階

問い合わせ

「音楽のまち・かわさき」推進協議会事務局

電話

044-544-9641

044-544-9641

公開日:2025-03-05

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