第49回 高津区民祭
地域における最大規模の催しとして知られる「高津区民祭」が、7月13日(日)に開催されることが発表された。2024年は、急遽決まった衆院選の余波を受け中止となったこのイベント。関係者は「パレードの規模などは(コロナ禍以前の)6年前を目指す」などと話し「フルスペック」での開催に向けて意気込みをみせている。
2024年は中止に
高津区民祭は1974年から始まり、来場者数20万人(警察発表)を数える市内でも最大規模のイベント。しかしコロナ禍の影響で2019年の開催を最後に中止を余儀なくされ、ようやく2023年に目玉となる「パレード」の規模や内容を縮小しながら4年ぶりに再開。さらに2024年は初めて秋の開催日程を組み、規模やプログラムをかつてのスペックに近い形にまで拡充することを目指し準備を進めていた。
だが当時、開催約2週間前に急遽、衆議院選挙が公示され、パレードの出発地点となる「高津スポーツセンター」(二子)が、投票所になることなどからあえなく区民祭自体が中止に。苦渋の決断となった実行委員会は、既に募っていた協賛金について、準備費用を除いた金額を次年度へ繰り越すことなどを確認。コロナ禍以前となる6年ぶりの「フルスペック」での開催に向けて、早くから協議を重ねていた。
コロナ禍以前の規模に
この程、発表された実施要項によれば、開催日は7月13日(日)(※荒天中止)。主要プログラムの「パレード」(午後3時30分から午後8時)は、コロナ禍前の規模での実施を予定しており、高津スポーツセンター前から大山街道に出て栄橋交差点までの約1・5Kmを神輿やお囃子、マーチングバンドなどが練り歩き、催しに彩りを添える。

パレードのルートマップ