相模原市出身で現在、米国メジャーリーグ(MLB)のボルティモア・オリオールズで活躍する菅野智之投手のオリジナルデザインマンホール蓋が制作され、ゆかりの地であるサーティーフォー相模原球場(弥栄)の管理事務所入り口前スペースに設置された。設置は1年間を予定している。
メジャーリーグベースボールジャパン(東京都・MLB JAPAN)と地方自治体が協力して取り組む「HOMETOWN HEROS マンホール」というプロジェクトの一環。日本独自の「デザインマンホール」という文化を通じて日本各地を野球で盛り上げようと、大谷翔平選手をはじめとするMLBで活躍する日本人選手12人のマンホール蓋が選手ゆかりの地に設置されている。
菅野投手のマンホール蓋の設置場所については、これまでの足跡がたどれる場所が候補地として数カ所挙がっていた。その中で、菅野選手が少年時代から度々観戦に訪れ自身もプレーしたサーティーフォー相模原球場が選ばれた。
デザインを担当したのは、神奈川県在住のアーティスト・宮岡瑞樹さん。「菅野選手とお父さまの一緒に歩んだストーリーを表現した」という。マンホール蓋にスマートフォンをかざすと、選手のこれまでの物語をアニメーションにした動画コンテンツを見ることができる。
「市民の誇り」
6月29日に行われたお披露目式には本村賢太郎市長と(公社)相模原市まち・みどり公社の橋本真由美理事長らが出席した。本村市長は「メジャーリーグで活躍する菅野選手のマンホールがお披露目されることは本当に市民にとって誇りだと思う」と話した。