愛川町郷土資料館(愛川町半原5287)で8月31日(日)まで企画展「戦争の記憶─戦後80年─」が開催されている。
会場には、現在の内陸工業団地に戦時中に造成された相模陸軍飛行場に関する写真や、戦闘機「疾風」のタイヤ、飛行服や飛行帽などの貴重な資料、日本陸軍歩兵が実際に装備していた「鉄帽」「水筒」、陸軍将校の軍服などを展示。また、戦時中に発行された国債や金属の供出により作られた陶製の湯たんぽ、国防婦人会のたすきなども並び、戦時下の生活をうかがい知ることができる。その多くが地域住民からの寄贈によるもので、資料にはそれぞれ説明書きがされている。
同資料館では「悲惨な史実を風化させないために収集に努めてきた資料の数々です。多くの人にご覧いただきたい」と話している。開館時間は午前9時から午後5時。期間中は無休。入場は無料だが、県立あいかわ公園の駐車場は有料。問合せは同資料館【電話】046・280・1050へ。