横浜市緑区の長津田地区センターで9月6日(土)、歴史講演会「国宝の太刀『江雪左文字』と長津田領主岡野家とのつながりについて」が開催される。
「江雪左文字」は、長津田の初代領主・岡野房恒の父親である板部岡江雪斎が所有していた太刀。その後、徳川家康や息子の頼宣のもとにも渡り、頼宣はこの太刀を身につけて大坂の陣に臨んだとされている。講演会では、これら「江雪左文字」をめぐる人々の不思議な縁について解説する。
講師は東京文化財研究所に研究員として勤める月村紀乃さん。ふくやま美術館(広島県)の元学芸員で、2年前には同美術館で「名刀 江雪左文字」展を企画した人物。同展の開催にあたり月村さんは、資料を集めるために、岡野家や江雪にまつわる歴史展を数々行ってきた歴史愛好家・久保田武光さん(いぶき野在住)と交友を深めた。そのときの縁で今回の歴史講演会の開催にもつながったという。地元長津田の人へ向けて、「江雪左文字」から広がる歴史の物語を伝える。
時間は午後1時30分〜3時(1時15分開場)。参加費200円。募集定員は50人(先着順)。7月31日(木)から参加申し込みを受け付ける。申し込み、問い合わせは同センター窓口または電話【電話】045・983・4445。