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大和市で「つながる」テーマに給食展  地元農家も参加<2025年8月2日>

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大和市で「つながる」テーマに給食展  地元農家も参加<2025年8月2日>
小さな生物を活用した「レジンキーホルダー」

 子どもたちの成長に関わる給食について知ってもらおうと、大和市では8月2日(土)、シリウスで学校給食展を開く。午前10時〜午後4時。体験企画や給食の歴史を振り返るパネル展など幅広い世代の関心を集めそうだ。

 39回目を数える恒例イベントだが、今回は「つながる」をテーマに初めての企画が多く用意された。生産者とのつながりを深めようと、給食に納入している地元農家による野菜の無料配布が今回初めて行われる。ほかにも、初めての試みとして学校給食のパンを製造している業者による「パン作り教室」も開かれる。事前に選ばれたおよそ30人が生地作りから焼き上げまでを体験する。

 さらに、学校給食で提供されたちりめんじゃこに混ざっていたカタクチイワシ以外の小さな生物を活用した「レジンキーホルダー」(=写真)作りもあり、作品は持ち帰ることができる。

 会場では大和市の学校給食の歴史を振り返るパネル展もあり、献立の変遷や食器のレプリカ展示も行われる。藤井明教育長は「子どもたちだけでなく、大和市の給食で育った親御さんたちにも懐かしんだり、学んでいただける機会になります」と多くの来場を呼びかけている。

大和市が県内初

 市保健給食課によると、大和市では公立の全小中学校で完全給食が実施され、小学校で1万1661食、中学校で5487食が子どもたちの成長を日々支えている。

 市内で中学校給食が始まったのは、北部学校給食共同調理場ができた1973年4月。県内の中学校で完全給食が実施されたのは大和市が最初だという。小学校では59年2月に林間小で完全給食が始まった。

開催日

2025年8月2日(土)
午前10時〜午後4時

住所

神奈川県大和市大和南1丁目8−1

公開日:2025-08-01

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