50以上のパネル・当時の写真など
県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で、1944年に当時ポーランドの一部を占領していたナチス・ドイツに対する武力蜂起である「ワルシャワ蜂起」について学ぶことができる展示会「ワルシャワ。灰の中から甦る不死鳥」が9月5日から開催されている。
展示会初日にはオープニングセレモニーが行われ、主催のワルシャワ蜂起博物館のヤン・オウダコフスキ館長や県の職員など関係者が出席した。
同博物館は1944年にポーランドの首都ワルシャワで市民が中心となって発生したワルシャワ蜂起や、ドイツに占領された際の歴史を後世に伝える施設。日本での展示会は2023年の広島で開始して以降、今回で6回目となる。
展示室内には50枚以上のパネルが設置され、ワルシャワの戦前、ドイツ占領期、戦後の3つの時代に分けて紹介。また、室内のモニターでは第二次世界大戦直後で荒れたワルシャワ市内を、当時の写真などを元に再現した映像が見られる。
オープニングセレモニー後はヤン館長による展示の解説を実施。「祖母がワルシャワ蜂起に参加し、食事や市民の救護など後方支援に従事した」、「蜂起が起こった8月1日はワルシャワの中心地で大規模なイベントが開催される」など、自身のエピソードや現地の様子などを交えながら、展示内容を説明した。
展示会は11月4日(火)まで。場所はあーすぷらざ3階の企画展示室A。入場無料。開館時間は午前10時から午後5時まで(最終入場は午後4時30分)。祝日を除く月曜日が定休日。