葉山町在住の写真家、上田義彦氏の展覧会「上田義彦 いつも世界は遠く、」が神奈川県立近代美術館 葉山館(葉山町一色)で開催されている。上田氏は1982年に写真家として活動を開始して以来、著名人のポートレート、自然や都市の風景、そして多くの広告写真などを手がけてきた。
同展は公立美術館では約20年ぶりの展覧会で、40年にわたる活動を500点におよぶ作品で総覧するもの。未発表の初期作品をはじめ、ネイティヴ・アメリカンの聖なる森を捉えた「クィノルトQUINAULT」や、自身の家族を撮影した「at Home」などのシリーズに加え、映像作品やチベットの人々を撮影した最新作も展示。同氏の作品は卓越した技術と〝瞬間〟を捉える感性によって生み出されており、時代とともに変化しながらも普遍的な美しさを備えていると高く評価されている。またニューヨークADC賞や東京ADC最高賞など、国内外で数々の賞を受賞している。
展覧会は11月3日㈪まで。開館時間は午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)。
月曜休館(祝日は開館)。観覧料は一般1200円、高校生は100円、中学生以下は無料。
同館☎046・875・2800