企画展「横濱 東西文化のランデブー」が横浜ユーラシア文化館=中区日本大通=で来年1月12日(月・祝)まで開催されている。
企画展には中区で生まれ育ち、横浜の歴史と文化に深い愛情を持つ(株)三陽物産の代表取締役・山本博士さんの1千点を超えるコレクションから約200点を展示。精緻に作り込まれた立体的な細工が施され、海外からも高い評価を受けた眞葛焼(まくずやき)約50点や、西洋人の東洋趣味にあわせて花鳥風月などが立体的に彫りこまれた横浜彫刻家具などが見られる。
これらの多くは海外に輸出され、日本に残る品は少ない。山本さんがアンティークショップやインターネットで国内外から集めてきた貴重なコレクションが一堂に並ぶ。山本さんはその品々を「幕末から明治にかけての横浜の華やかな雰囲気を感じたくて集めてきた『宝物』」と話す。
そのほか、西洋の写真技術と日本の絵付けや蒔絵が融合して生まれた横浜写真や、横浜の洋楽器、神奈川台場の古写真や設計した勝海舟の書状などが紹介されている。
「自由に楽しんで」
今回の企画展は「見た人が自由に楽しんで発信してほしい」と写真撮影やSNSへの投稿が可能となっている。会期中には、山本さんによる講座や講演会も開催される。
開館時間は午前9時30分から午後5時まで。一般800円、市内65歳以上と小中学生400円。(問)同館【電話】045・663・2424












