伊勢原市で結婚を望む人々の出会いを応援する市民団体「伊勢原縁結び協会」が、伊勢原市の協働事業として婚活支援に取り組んでいます。９月20日（土）に伊勢原市中央公民館で「プレ道灌まつり縁結びパーティー」を開催します。

企画を担うのは、同協会メンバーで県の結婚支援コンシェルジュとして活動する伊勢原市在住の村神昌平さん（55）です。
村神さんは、元々、文房具メーカーでボールペンなどの製品開発・設計に携わっていたが、その会社には結婚指輪を製造する部門もありました。そこで結婚に間接的に関わったことをきっかけに、50歳で退職し結婚相談所を開業。多くの人々の幸せを願い、２０２４年に有志５人で伊勢原縁結び協会を立ち上げました。

2024年12月に伊勢原市協働事業として「クリスマス縁結びパーティー」を初企画。アットホームな雰囲気の中で開催され、参加者15人のうち６組のカップルが成立するという高い成果を上げました。参加者へのアンケートでは73％が「非常に満足」または「満足」と回答し、次回の参加にも前向きな声が多数寄せられたました。「楽しいだけのイベントではなく、参加者同士がしっかり話せる時間が大切」と、ドリンクを取りに行く際など、スタッフがさりげなく交流の機会を設けるといった工夫が功を奏したといいます。

手ごたえを感じた村神さんは第２弾として、伊勢原観光道灌まつりに合わせ、今回の「プレ道灌まつり縁結びパーティー」を企画しました。伊勢原市の広報紙やウェブサイトでの告知、イベント当日の職員派遣など、市の協力も得て行われます。

参加費は男性４０００円、女性３０００円で、おおむね25歳から40歳まで。定員は男性10人、女性10人申込フォームで受付（９月14日（日）締切、申込み多数の場合は抽選）。村神さんは「地域の婚姻数の増加や少子化対策への貢献になれば」と話しています。