浄楽寺(横須賀市芦名)は、所蔵する運慶真作の国指定重要文化財5体の仏像群の常時拝観を9月1日から開始した。これまでは特別御開帳日や予約に限られていた。
運慶は快慶とともに東大寺金剛力士像(国宝)を手掛けるなど、鎌倉時代を代表する仏師として知られる。現在、運慶真作の仏像は全国に19体あるとされ、同寺には鎌倉幕府の有力御家人だった和田義盛公とその夫人の依頼により造像されたと言われる阿弥陀三尊像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)と、不動明王立像、毘沙門天立像の5体を安置している。
土川憲弥副住職は「西側観光の要としてまちの活性化にも努められたら」と話している。
受付時間は午前9時から午後4時(最終入場3時30分)。拝観料は大人600円、小学生300円(未就学児は無料)。団体は事前予約制。
詳細や問い合わせは同寺HPや【電話】046・856・8622