向上高等学校(伊勢原市見附島)の社会歴史研究部がこのほど、大山のPR動画「『絶景』6分でわかる!神奈川大山の魅力‼」を作成。現在、動画共有サイトYouTubeで公開しています。
「真実を探求する」をモットーに、史跡訪問や文献調査などに取り組んでいる同部。神奈川県社会科研究発表大会への参加のほか、各自で決めたテーマで論文をまとめる活動などを行っています。
今回の動画制作は、同発表大会のために選んだテーマの「大山」についてまとめた結果、部員各々が気が付いた大山集客への課題を形にしたものです。完成に至るまで、撮り直しや修正などを繰り返し、約半年かけました。

思いを語る小笹部長(左)と鈴木副部長
小笹煌生部長(2年)は「戦後大山は、大山詣りという宗教色が時代の変化と共に薄れ、賑わいを取り戻すために観光地化していった経緯を学んだ。大山にもっと多くの人を呼ぶために高校生の自分たちにできることは何かを考え動画を作った」と思いを語ります。
副部長の鈴木亮大さん(2年)は「大山の歴史的な解説動画はたくさんあるが、歴史的な背景にプラスの要素を加え、自分たち若い世代に刺さる動画を作りたかった。同世代に軽い気持ちで見てもらえるように工夫した」と話します。
かき氷や升ティラミス
動画では、大山阿夫利神社や大山寺、こま参道なども出てくるが、大山で話題の「かき氷」や、「升ティラミス」が登場するなど、若者目線で大山を紹介する、こだわりが感じられるストーリーになっています。
小笹部長は「初めての動画編集で大変だったが、仲間の協力で良いものが出来た。多くの人に見てもらい、大山のことを知り、足を運んでもらえたら」と呼びかけます。
動画は今後、同校のインスタグラムや伊勢原市観光協会のホームページなどでも公開予定。