藤沢、茅ヶ崎、厚木、寒川の3市1町を拠点に活動するプロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」のB3リーグ開幕戦が先月27と28の両日、秩父宮記念体育館で行われた。岐阜スゥープスと対戦し、1勝1敗で2025―26シーズンの幕を切った。
「藤沢市民まつり」と同時開催だった両日を合わせ、地元のブースターら2628人が会場に詰めかけた。
初日は68対77で負けを喫した。「獲られたら獲り返す」という強い気持ちで挑んだ2日目。前半は相手の攻撃に押され、4点差で迎えた第3クォーターに試合が動いた。高木慎哉選手の3ポイントで並び、新加入のジェイコブ・ポラコヴィッチ選手とアーネスト・ロス選手がゴール下を支配し、逆転に成功。勢いそのままに試合は終わり、83対71で初勝利を飾った。

冷静にリングを狙うアーネスト・ロス選手
試合後、鈴木友貴ヘッドコーチは「昨日の反省点を踏まえ、選手一人一人がステップアップしてコートに上がった結果、今日のようなゲームになった。また強くなってホームに戻ってくる」とあいさつ。興奮気味に観戦した茅ヶ崎市から訪れた國見賢二さん(57)は「ディフェンスが効き、アウトサイドのシュートも決まり、湘南が目指すバスケができていた」といい、ほほ笑んだ。
次回のホーム戦は10日(金)と11日(土)、秋葉台文化体育館で東京八王子ビートレインズと対戦する。