伊勢原市にある日向薬師・宝城坊(日向1644)は、開創から1300年という長い歴史を持つ高野山真言宗の古刹。日本三薬師の一つにも数えられ、病気平癒や無病息災に御利益があるとされるこの名刹で、10月31日(金)から11月13日(木)までの期間、「宝殿特別展覧会」が開催されます。普段、目にすることのできない寺宝の数々が特別公開され、訪れる人々に古の歴史と文化を伝えます。
伊勢原市地域文化財保存活用協議会が主催するこの展覧会では、伊勢原市指定文化財の「伝妙沢不動尊版木」をはじめ、「錫杖頭」や「頬当」など、貴重な文化財が公開されます。開館時間は各日午前10時から午後4時まで(荒天中止)。拝観料は300円(その他、学生・団体料金あり)。
文化財がカードに
展覧会の期間中には、日向地区全体を舞台にした周遊イベント「いせはら日向 謎解き巡り周遊イベント『古の記憶を紐解く日向の足跡』」も同時開催されます。
参加者は、展覧会会場(日向薬師宝城坊)で謎解きキットを受け取り、宝城坊、浄発願寺、石雲寺の3カ所を巡り謎を解き進めます。各地点では文化財のコレクションカードを集めることができ、全ての謎を解いて最後のキーワードが分かった者には、特別なコレクションカードが贈呈されます。さらに、日向薬師珈琲焙煎所ドリップパックなど日向地区の素敵な景品が当たります。
事業を担当する伊勢原市教育委員会教育総務課の米山雪絵さんは「文化財コレクションカードは新しい試みです。集めて楽しんでほしい」と参加を呼び掛けています。
また、11月1日(土)と9日(日)には、電動アシスト自転車で日向地区の古刹と文化財を巡るモニターツアー「日向里山サイクリング」も開催されます(事前予約制)。
問い合わせは、伊勢原市教育委員会教育総務課 【電話】0463・74・5109。

コレクションカード












