通信事業会社KDDIは現在、放送100年をテーマにした特別展「放送のウラに通信アリ展」を日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアムKDDI MUSEUM(鶴牧)で開催している。2026年2月3日(火)まで(2025年12月15日(月)から2026年1月5日(月)までは休館)。
1925年にラジオ放送が始まって100年。同ミュージアムでは、ラジオ、テレビ、スマホなどで、いつでも「放送」を通じて情報や感動を受け取っているとして、今回の展示会では放送の舞台裏で活躍してきた「通信」の仕組みや工夫を、映像や体験コーナーを通して紹介する。
100年前のラジオ
展示会初日に、特別展示の解説を行った同ミュージアムの中村孝太郎館長は「KDDIは世界のスポーツ大会の映像に携わっている。さまざまな中継をしてきたすごさと誇りを感じ、100年を記念した展示を行う」と話し、「生の美しい中継を届けるのが使命」とも語った。
特別展示は100年前のラジオ(復刻版)。ラジオ放送が始まった1カ月後に国産第1号ラジオが発売された。100年の時を経て復刻されたラジオから音が流れる。復刻ラジオは11月11日(火)以降の展示になる。
また、1934年にサービスが始まった短波無線による国際電話回線によりベルリンオリンピックの中継が実現したことや月面着陸の中継、「三笘の1mm」が有名になったサッカー・カタールワールドカップの中継など、技術の進歩や象徴的な出来事がパネル展示や放送で見ることができる。
休館日は土日祝日・年末年始。入館料は300円(大学生以下無料)。11月29日(土)は無料見学日となる。来館は予約フォームから。











