松田町は町健康福祉センターを町民の健康・福祉機能を維持しながらサウナや宿泊、飲食施設などを備えた滞在交流拠点にする計画を進めている。観光客が「滞在」する環境を整え、消費拡大につなげたい考え。現在、国の交付金を申請中で、2028年9月の供用開始を目指している。
同センターは1997年に開設された3階建ての施設。町民の健康診断や乳幼児健診などを行うほか、3階には入浴施設「健楽の湯」がある。
開設から約30年が経ち、老朽化が進む中、松田町は改修費用の負担を抑えるため、国の交付金活用を検討。同時に施設のあり方も見直していた。こうした中、町を訪れる人がほぼ日帰りという課題が浮かびあがり、既存の入浴施設を生かし、宿泊や飲食を楽しめる滞在交流拠点へ転換する案に至った。
計画では、1階に総合案内所を配置し、2階を18室の宿泊施設、3階を温浴施設やレストランとして整備するほか、屋上部分にはサウナなどを設置する。また、周辺の町有地に駐車場を整備するほか、施設近くの河川敷にはキャンプ場も設ける予定だ。現在の健康診断などの機能は、町生涯学習センターに移す方針だという。
松田町は国の「地域未来交付金」に申請中で、結果は2026年11月下旬に判明する見込み。並行して整備・運営を担う民間事業者の公募を進めており、2026年12月下旬に優先交渉権者を決める予定。申請が採択されれば計画に沿って整備を進め、不採択の場合は内容を見直して再申請するという。町担当者は「老若男女を問わず、町内外の人が交流できる場所になれば」と話している。












