買い物や食事がちょっとお得になる、プレミアム率30%の商品券が11月から登場します。
物価高騰が続くなか、家計を応援し、地域のお店にも元気を届けようと始まる今回の取り組み。でも、商品券がもたらすものは、それだけではないようです。行ったことのないお店に入ってみたり、店主との会話を楽しんだり。普段は気に留めない商店街の風景にも、実は知らなかった物語が隠れています。今回お話を伺ったのは、茅ヶ崎市産業観光課職員の松本壱成さんと小坂友梨恵さん。商品券の魅力から、商店街の今、そして私たちの暮らしを支える商店会の意外な役割まで、たっぷり聞いてみました。

産業観光課の松本さん(左)と小坂さん(右)
30%お得!2つのプレミアム商品券
今回登場するのは、茅ヶ崎市商店会連合会が実施する「ちがトク!」と、元町エリアを中心とした「茅ヶ崎元町まちなかプレミアム商品券」の2種類。どちらも購入額に30%のプレミアムが付きます。
「ちがトク!」は、1万円で1万3,000円分のお買い物ができる紙商品券を11月1日から販売。12月1日からは、5,000円で6,500円分使えるPayPay商品券も登場します。紙とPayPayを合わせて1人5万円まで購入でき、最大1万5,000円もお得になります。スーパーなどでの日常のお買い物はもちろん、市内のさまざまなお店で利用できるのが魅力です。
一方、「茅ヶ崎元町まちなかプレミアム商品券」は、3,000円で3,900円分が使える商品券。1人5セットまで購入でき、元町周辺のお店をはじめとした参加店舗で利用できます。こちらも11月1日から販売開始、飲食店が中心になっているので、忘年会や年末のお食事にも便利に使えそうです。実は、この2つの商品券は、市が国の物価高騰対策の交付金を活用して設けた補助制度に、それぞれの団体が手を挙げたことで実現したものです。
「物価高騰の影響を受けている市民の皆さんを応援するとともに、お店の売り上げにもつながればと思っています」と松本さん。
家計にも地域のお店にも、うれしい取り組みなのです。

せっかくなら、知らないお店の扉を開けてみよう
では、2人なら商品券をどんなふうに使うのでしょうか。
「年末をちょっと華やかに迎えてほしいですね」と小坂さん。
美容室やネイルサロンで自分をきれいにしたり、花屋さんでお気に入りの花を買ったり。日々の買い物だけでなく、少し特別なことに使ってみるのもおすすめだと話します。
一方、松本さんが提案するのは「新しいお店との出会い」。
「茅ヶ崎には本当にいいお店がたくさんあります。でも、初めてのお店って少し入りづらいこともありますよね。商品券をきっかけに、今まで行ったことのないお店にも足を運んでもらえたらうれしいです」
産業観光課で市内の事業者と接するようになり、松本さん自身も茅ヶ崎のお店の魅力を改めて知ったといいます。大型チェーン店だけではない、個性豊かな個店の数々。こだわりの料理や商品はもちろん、店主との何気ない会話も、まちで買い物をする楽しさの一つです。
いつものお店もいいけれど、今日は少し冒険してみる。
そんな小さな一歩が、新しいお気に入りを見つけるきっかけになるかもしれません。

茅ヶ崎の商店会は今、19団体
話題は、商品券を支える商店会の現状へ。現在、茅ヶ崎市内にある商店会は19団体。実は近年、会員の減少などによって活動を終えた商店会もあります。かつては各地でにぎやかに開催されていた商店街のイベントも、コロナ禍をきっかけに中断。その後、再開が難しくなっているところも少なくないそうです。
「イベントができなくなると、お店にとって商店会に加入するメリットも見えづらくなってしまうんです」と松本さん。
一方で、独自のイベントや地域活動に取り組み、まちを盛り上げている商店会もあります。そもそも商店会は、単にお店が集まっているだけの組織ではありません。地域の催しを企画したり、お店同士のつながりをつくったり、時には地域で起きた困りごとの相談先になったり。
「商店会があることで、その地域にまとまりが生まれます。何かあったときに協力できる関係があるのは、心強いことだと思います」
お店同士のつながりは、私たちが安心して暮らせるまちの土台にもなっているのです。

あの街路灯、誰が守っているか知っていますか?
商店会の役割を聞くなかで、特に印象に残ったのが「街路灯」の話でした。夕暮れの商店街を照らす明かり。普段は何気なく通り過ぎていますが、実はその多くを、それぞれの商店会が維持管理しているのだそうです。電気代や修繕など、街路灯を守り続けるには費用も手間もかかります。
「商店会の皆さんが、自分たちの地域を支えてくださっているんです」と小坂さん。
しかも街路灯をよく見ると、商店会ごとにデザインが違うのだとか。南駅前商店会ではエリアによって3色に分かれていたり、ラチエン通りには通りの雰囲気に合ったおしゃれな街路灯があったり。形や色には、それぞれの商店会の個性が表れています。
「今まで気にしたことがなかった」という人も多いのではないでしょうか。
商店会の活動は、決して派手なものばかりではありません。でも、いつもの帰り道を照らす明かりも、地域の人たちの地道な活動によって守られています。そう考えると、見慣れた商店街の景色も少し違って見えてきます。
茅ヶ崎市のホームページには商店街の街路灯をまとめたページもあります。個性あふれる街路灯を見に市内を歩いてみるのも楽しそうです。

商品券から始まる、まちのにぎわい
「今回の商品券をきっかけに、普段は駅周辺に来ない方にも足を延ばしてもらいたいですね」と松本さん。
少し遠くても、気になっていたお店を訪ねてみる。そこでお気に入りのお店が見つかれば、商品券を使い終わった後も、また訪れたくなるかもしれません。小坂さんが願うのは、もっとシンプルなこと。
「とにかく、にぎわいが生まれてほしいです。お店にも、まちにも、そして皆さんの心にも」
そして、商品券を使いながら、商店会という存在にも少し目を向けてほしいと話します。商店街は、単に商品を買う場所ではなく、人と人がつながり、まちの個性が育まれる場所。30%のお得をきっかけに、新しいお店と出会い、店主と話し、いつもの街並みを眺めてみる。この秋冬は、商品券を片手に、まだ知らない茅ヶ崎を探しに出かけてみませんか。

「商品券を使ってぜひ茅ヶ崎のお店に足を運んでください!」
商品券の詳しい情報はこちら
ちがトク!(茅ヶ崎市商店会連合会)
紙商品券:11月1日~12月31日利用可能
PayPay商品券:12月1日~12月31日利用可能
公式サイト:https://chigasaki-shouren.com/chigatoku/
茅ヶ崎元町まちなかプレミアム商品券
販売開始:11月1日
利用期間:11月1日~2027年1月11日
公式サイト:https://gurunomi-chigasaki.jp/
※いずれも販売数に限りがあります。販売場所、利用可能店舗、注意事項などは各公式サイトでご確認ください。









