展示会「空から見る相模と日本 鳥瞰図の系譜」が9月2日(日)まで、藤澤浮世絵館(藤沢市辻堂神台2の2の2ココテラス湘南7階)で開かれている。午前10時から午後7時(入館は午後6時30分まで)。
江戸時代に起源があると言われている鳥の目線で描かれた「鳥瞰図(ちょうかんず)」。展示会では、大正から昭和初期にかけて流行し、大正広重と異名をとった吉田初三郎の日本全国の観光絵図が並ぶほか、今年が明治150年にあたることから三代歌川広重が文明開化期の東海道を描いた「東海名所改正道中記」も展示される。作品数は全64点。8月5日(日)には学芸員による見どころ解説も開催される。午前11時からと午後4時からで、各回40人(当日先着順)。
関連イベントとして、特別企画の浮世絵サマーレクチャーやうちわづくりのワークショップ、浮世絵すり体験なども会期中に開催予定。
同館では「幕末や昭和初期に人気のあった鳥瞰図を見て、時代の移り変わりを楽しんでほしい。複製を展示しているので、手にとってじっくり見てもらえたら」と呼びかけている。
入場無料で、月曜は休館日(祝日・振替休日の場合は翌平日)。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111へ。