川崎市岡本太郎美術館(多摩区枡形)が7月14日から、企画展「街の中の岡本太郎―パブリックアートの世界」を開催している。9月24日まで。
全国の公共アート、集結
岡本太郎が公園や学校などの公共の場に創作した作品は、全国で70カ所140点以上に及ぶ。
同展では、大阪・万博記念公園の「太陽の塔」のリニューアルを記念し、同氏が社会に打ち出したパブリック作品の原型や写真、スケッチ等を紹介。
担当学芸員の大杉浩司さんは「岡本太郎は優れた芸術品こそ、人と共有するべきと考えていた。展示を通じて、芸術とはどのような存在であるべきか考えてもらえたら」と話している。