大師地区の秋の風物詩、「水鳥の祭」が10月21日(日)、川崎大師平間寺、若宮八幡宮ほかで開催される。正午から午後4時頃まで。水鳥の祭実行委員会(石渡孝明実行委員長)が主催。今年で24回目を迎えた同祭は、仮名草子「水鳥記」に記された慶安2年(1649年)の酒飲み合戦を再現し、芝居にした。
幸区紺屋町のたけくま酒店の先代社長が川崎と酒の歴史を調べる中で、この史実を発見し、当時の若宮八幡宮の宮司や池上家の当主などに呼びかけ、大師の歴史を知ってもらい地域活性化に繋げようと始めた。
見物客にも酒が振る舞われたり、有料の利き酒大会などもあり、見る以外にも楽しめる。実行委員を務める、たけくま酒店の現社長、宮川大祐さん=写真下=は「良くも悪くも変わらない祭りを続けてきている。これからも参加した人に楽しんでもらえたらと思う。酒にまつわる事故には気を付けたい」と話す。酒の飲み比べや若宮八幡宮での「和睦の舞」といわれる舞踊の披露など見どころも多い。
(問)実行委員会事務局(石渡燃料店内)【電話】044・288・5885