多摩に子どもがつくる子どもだけの街を―。「こどものまち たま（こたま）　２０１８」が12月22日（土）〜24日（月・祝）の３日間、パルテノン多摩で開催される。主催はチームミニたま。午前10時〜午後４時30分。参加無料。

「こたま」は、小学３年生から中学３年生までを対象に、子どもたち自らが小さな仮想の”まち”をつくるイベントだ。まちの中には、工房やお店など複数の仕事があり、その仕事をすることで通貨を獲得。その通貨で買い物したり、遊びコーナーで遊ぶことができる。また、まちの運営についても、子どもたちだけで話し合い、大人の指示や干渉を受けずに自分が”やりたい”ことに挑戦し、他の人と協力して取り組むことができる。

　この取り組みは約40年前に、ドイツのミュンヘンで始まり、現在日本でも広がりを見せているという。多摩市でも、昨年11月に２日間、総合体育館で開催され、約85人が参加した。主催するチームミニたまの矢田浩明代表は「大人の介入なしで、自分が思うことをやってみたり、他の人と相談して取り組む機会は少ない。意見が衝突したりすることもあると思うけど、どう解決していくか。そうしたことも含めて、ぜひ挑戦してみてほしい」と話す。重ねて「大人の皆さんには、子どもたちにこういう企画があるということを紹介していただき、送り出していただければ」と呼び掛ける。

　参加希望者は、当日直接会場へ。短時間だけ、１日だけの参加も可。当日、受付で緊急連絡先として、保護者の名前、住所、電話番号が必要。問い合わせは、矢田代表【メール】minitama55@gmail.comもしくはＦＢ「こどものまち たま〜co-tama」へ。