桜美林大学芸術文化学群造形デザイン(現ビジュアル・アーツ)専修の卒業制作展が1月23日(水)〜26日(土)、開かれる。日本画、版画、写真、陶芸など多種多様な表現方法で制作された作品が並ぶ。
文化財に興味を持ち、博物館学も学んできた大島夏美さんは、昔ながらのやり方で友禅に挑戦。天然の染料や糊を使い、敢えて古典的に染色する。学祭のファッションショーで着物をワンピース風にアレンジし、周りからも好評で着物にハマったという大島さん。鳳凰(ほうほう)をあしらったデザインで「ここから飛び立つ」という思いを込める。
グラフィックデザインとテキスタイルを学ぶ沢口克斗さんは、古着アレンジやパターンメーキングで衣服を製作。大学1年時に立ち上げた自身のブランドで大量生産にないオリジナリティを表現。「服は人間に一番近いもの。意識しないものだからこそ意識させたい」と話す。会期中は撮影したコンセプトムービーを流し、作品を紹介する。
会場は同大町田キャンパス明々館1階学生ラウンジと地下明々ギャラリー。時間は午前10時〜午後6時(最終日は4時まで)。問合せは同専修助手の大絵晃世さん【携帯電話】080・4151・3244へ。